あらすじ
むかし、あるところにとても貧しい老夫婦が住んでいました。近くには裕福な老夫婦もおり、正月の準備に忙しくしていました。しかし、貧しい老夫婦のところには食べるものがなく、海辺で途方に暮れていました。
その時、美しい天使が海から現れ、「どうしてそんなに悲しい顔をしているのですか?」と尋ねました。天使は「竜宮城へ行きましょう」と言って、三匹の亀を呼び出しました。貧しい老夫婦は亀に乗り、竜宮城へ行きました。そこで数日間、楽しい時を過ごしました。
やがて、二人は村のことを思い出し、地上に帰ることにしました。天使は「卵を産む亀をあげます」と言い、小さな亀を渡しました。老夫婦は亀を大事に育てると、驚いたことに毎晩金の卵を産むようになりました。
この話を聞いた隣の金持ちは亀を借りようとしました。老夫婦は貸したくありませんでしたが、金持ちは無理やり亀を持って行ってしまいました。しかし、金持ちのもとでは、亀は金を産まず、普通の糞だけでした。怒った金持ちは亀を石に投げつけ、殺してしまいました。
その知らせを聞いた貧しい夫婦は、亀の亡骸を家に持ち帰り、庭のみかんの木の下に埋めました。すると、みかんの木はどんどん大きくなり、秋にはたくさんのみかんが実りました。みかんを食べてみると、中には金の種が入っていました。
老夫婦は何百個もの金のみかんを収穫し、幸せで豊かな晩年を送りました。


















































