あらすじ
むかし、むかし、あるところに正直な農夫が住んでいました。でも、彼はいつも貧乏で、四十歳を過ぎても妻がいませんでした。
ある雨の晩、農夫は家の外で猫が泣いている声を聞きました。「どこの猫だろう。大雨で迷子になったに違いない。」農夫は戸を開けてあげました。
「お前はどこの猫だ?おっと、お前はお隣の金持ちの家の猫か。どうしたんだい?」と、農夫は猫に話しかけました。
農夫は手ぬぐいで濡れた毛を拭いてあげ、残りのご飯を与えました。「貧乏だけど、お腹をすかせることはないよ。」と優しく言いました。猫も床に入り、二人は一緒に過ごしました。
ある晩、農夫は猫に言いました。「ねこちゃん、仕事をしている間に小麦を挽いてくれるとありがたいな。」
次の日、農夫が仕事から帰ると、なんと猫が臼を使って小麦を挽いているではありませんか。「たまげたな!猫が小麦を挽くなんて、お前は素晴らしい!」と、農夫は驚きました。猫のおかげで、彼は小麦粉で団子を作り、一緒に食べました。
三日後、猫は突然話し始めました。「ご主人さま、私は役立たずで、前の家を追い出されました。猫のままだと、しっかりとお手伝いはできません。だから、人間になれるようにお伊勢参りに行こうと思います。」
「そこまで考えてくれるとは、お前は優しい猫だね!人間になれるといいね。」と農夫は言い、猫の首に財布をしばってあげました。
数日後、猫は美しい女の人に変わって現れました。「ご主人さま、私は頑張って働きます!」と彼女は言いました。
その後、彼女は毎日一生懸命に働き、農夫はとうとう村一番のお金持ちになりました。そして二人は幸せに暮らしました。

















































