雪おんな
ゆきおんな

2024/10/20(日)

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あらすじ

むかし、北の国に一人の若者が父親と一緒に雪の中で狩りに出かけました。途中で天気が悪くなり、二人は山小屋に避難しました。「ここで夜を明かそう」と父親が言いました。

真夜中、若者が寝ていると、突然入り口がバタンと開きました。そこには白い着物を着た美しい女性が立っていました。「だ、誰だろう?」若者が話しかけようとしたその瞬間、女性は父親に白い息を吹きかけました。すると、父親は一瞬で白くなり、凍りついてしまったのです。

「お父さん!」若者は驚き、身動きできませんでした。女性は若者に向かって言いました。「若い者、お前は助けてあげるが、今日のことは決して誰にも話してはいけないよ。」その言葉を残して、女性は雪の中に消えてしまいました。

次の朝、若者は目を覚ましましたが、父親は凍って死んでしまっていました。「どうしよう…」若者は悲しく思いました。

それから一年が経ちました。ある雨の日、美しい女性が屋根の下で雨宿りしていました。「お、あなたは…?」若者は驚きながら声をかけました。女性は「私はおゆき。身内はいないの。」と答えました。

若者は彼女を家の中に招き入れました。二人は話をし、徐々に恋に落ち、結婚し、子供もできました。「幸せな日々だね。」と若者は微笑みました。

しかし、ある雪の日、若者はうっかりあの日の出来事を話してしまいました。「実は、父さんが雪女に…」と言った瞬間、おゆきは悲しそうな顔になりました。「あれほど話してはいけないと言ったのに…」とつぶやき、彼の元から消えてしまいました。

若者は叫びました。「おゆき!おゆき!」いくら名前を呼んでも、彼女は戻ってこなかったのです。おゆきは雪女だったのです。もう人間として一緒にいることはできなくなってしまったのです。


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