ねずみの嫁入り
ねずみのよめいり

2024/10/20(日)

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あらすじ

むかしむかし、ある家に年頃の可愛らしいねずみの娘がいました。お父さんとお母さんは、娘に「世界で一番素晴らしい花婿を見つけてやらなくては」と考えていました。

ある日、お父さんが言いました。「お母さん、一番素晴らしいのは太陽だよ。いつも頭の上で照っていて、私たちを明るくしてくれるから。」

そこで二人は太陽のところへ行きました。「太陽さん、あなたは世界で一番素晴らしい人です。私の娘と結婚してくれませんか?」

太陽は笑って答えました。「いやいや、ねずみさん。私は一番素晴らしくありません。一番素晴らしいのは雲さんですよ。私は雲さんの影になってしまいますから。」

「なるほど。」とねずみの夫婦は言いました。

次に、二人は雲のところへ行き、「雲さん、あなたは世界で一番素晴らしい人です。私の娘と結婚してくれませんか?」とお願いしました。

雲も答えました。「いえいえ、ねずみさん。私は一番素晴らしくありません。一番素晴らしいのは風さんですよ。私は風さんに飛ばされてしまいますから。」

「なるほど。」と二人はまた言いました。

続いて、風のところへ行って、「風さん、あなたは世界で一番素晴らしい人です。私の娘と結婚してくれませんか?」と頼みました。

風は言いました。「いやいや、ねずみさん。私は一番素晴らしくありません。一番素晴らしいのは壁さんですよ。私は壁さんに止められてしまいますから。」

「なるほど。」と、ねずみの夫婦はまた理解しました。

次に壁のところへ行きました。「壁さん、あなたは世界で一番素晴らしい人です。私の娘と結婚してくれませんか?」

壁は困った顔をして言いました。「いやいや、ねずみさん。私は一番素晴らしくありません。一番素晴らしいのはねずみさんですよ。私はねずみさんに食べられてしまいますから。」

「なるほど。」と夫婦は再び納得しました。

それから二人は、娘を隣に住む素敵な若者と結婚させることに決めました。「ねずみさん、あなたは世界で一番素晴らしい人です。私の娘と結婚してくれませんか?」

「喜んで。」と若者は答えました。

お父さんもお母さんもとても幸せでした。そして、まもなくたくさんの孫に恵まれました。めでたし、めでたし。


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