あらすじ
むかし、ある村におじいさんが住んでいました。ある日、おじいさんは山へたきぎを取りに出かけました。
山を登っていると、一羽の小鳥がやってきて、おじいさんの口の中に飛び込んできました。「な、なんだ!」と驚いたおじいさんでしたが、しばらくすると、おへそから一本の長い毛が生えてきました。
「これは面白い!」と思ったおじいさんは、その毛を引っ張ってみました。すると、おならが出てきて、音を奏で始めたのです。「青々は、千代千代、五葉の宝松チンチキン!」
おじいさんは家に帰り、おばあさんに話しました。「わしは、おならをすると、歌が出てくるぞ!」
「ほんとうに?じゃあ、ぜひ聞かせておくれ!」とおばあさんはうれしそうに言いました。
おじいさんが再びおならをすると、前と同じ音がしました。「わぁ、ほんとうにすごいわ!」
その噂を聞いたお殿さまは興味を持ち、おじいさんを呼びに使いを送りました。「われは、そちがおならで歌を奏でると聞いた。ぜひわれのところに来て、聞かせてほしい。」
おじいさんは、お殿さまの大きな家に出向き、緊張しながらお殿さまの前に座りました。「おじいさん、おならをしてみなさい!」とお殿さまが命じます。
おじいさんは何度もおならをして、お殿さまを喜ばせました。「しごく満足じゃ!ほれ、これが褒美だ!」と、お殿さまはたくさんのお金を渡してくれました。
おじいさんは大喜びで家に帰りました。おばあさんも、そのたくさんのお金を見て驚きました。「こんなにたくさんのお金、見たことがないわ!」
しかし、隣に住むいじわる爺さんとばあさんがこの話を立ち聞きしていました。「あのおじいさん、どうやったらそんなことが?」といじわる爺さんは興味を持ちました。
いじわる爺さんは、山に行って小鳥を捕まえ、料理して食べました。「これならお殿さまに驚かせてやる!」と思い、お殿さまのところへ行きました。
しかし、おじいさんのようにはいかず、おならは出ませんでした。「あ、うんちをしてしまった…」といじわる爺さんは恥ずかしさのあまり、牢屋に入れられてしまいました。
おじいさんは、ただのおならから幸運を手に入れ、いじわる爺さんはその欲深さから罰を受けることになったのでした。めでたし、めでたし。

















































