あらすじ
むかしむかし、浦島次郎という若者が住んでいました。次郎は、自分がいつか竜宮城に連れて行かれ、お姫様と結婚することを夢見ていました。
「いつか、誰かが俺を迎えに来るんだ!」と次郎は自信満々に言いました。
ある日、次郎は浜辺で大きな亀に出会いました。
「浦島さん、竜宮城へお迎えに参りました。どうぞ、乗ってください。」と亀が言いました。
亀は次郎を甲羅の上に乗せると、全速力で海の中へ潜っていきました。
「浦島さん、あれが竜宮城です。」亀が指さす方を見ると、次郎は驚いて言いました。「あれが本当の竜宮。ずいぶん古いな。」
「浦島さん、昔話で竜宮が紹介されたのはもうずいぶん前のことですから、お城が古いのは当然です。」
「なるほど!」と次郎は納得しました。「とにかく、お入りください。」
城に入ると、次郎はおじいさんが壊れたいすに座っているのを見てびっくりしました。そのおじいさんが竜宮城の王様でした。
「王様、お招きありがとうございます!」と次郎が言いました。
「え?何だって?耳が遠いもんでな。」王様は性格があまり良くないようでした。
「ご存じないですか?私は日本で有名な浦島次郎です!」と次郎が言うと、王様は「浦島ね。知らんな。」と返事しました。
「結構です。」と次郎は王様との話を終え、お姫様に会いたくて庭に出ました。
「お姫様はどこですか?面会したいのですが。」と、次郎はタコに聞きました。
「お姫様は長らく病を患っておられます。」タコが答えました。
「長患いですか…」と次郎は心配になりました。
「そうです。お姫様には猿の肝が必要なのです。」タコが続けました。
「猿の肝…」次郎は自分が猿と間違えられたことにぞっとしました。
次郎は蔵の中で玉手箱を見つけると、急いで海の上に泳ぎ上がりました。村に戻ったときは、ぐったりとしておじいさんのようにやせ細っていました。誰も次郎に気づきませんでした。
「私は竜宮に行ってきたぞ!これが玉手箱だ!」と次郎が言っても、村人たちは信じてくれません。ただ笑われるだけでした。
次郎はがっかりし、とうとう玉手箱を開けてしまいました。すると、中から煙が出てきました。
「なんだ、もう終わりだ。」と次郎が呟くと、突然赤ん坊の泣き声が聞こえました。
浜辺の箱の前で赤ん坊が泣いているではありませんか。
その後、浦島がどうなったのかは、誰も知りませんでした。

















































