豆と炭とわら
まめとすみとわら

2024/10/20(日)

豆と炭とわらの画像

あらすじ

むかしむかし、おばあさんが台所でご飯を作っていました。豆を鍋に入れようとしたとき、豆が一粒こぼれて、台所の隅っこに転がってしまいました。

すると、藁を燃やそうと鍋の下に入れていると、風が吹いて藁の一本が豆のそばに飛んできました。次に、炭を燃えている藁の上にのせようとしたら、炭も一つ、豆と藁の近くに転がってきました。

「ここで煮られたり、食べられたりするのは馬鹿らしいよ。神社にお参りでも行かない?」と炭が提案しました。

「いいね、行こう!」と藁が返事をしました。そして、3つは旅に出ることにしました。

やがて、小川に着きました。炭が言いました。「どうしよう、渡れるかな?」

「私の上を歩かないで!」と藁が叫びましたが、体を小川の上に伸ばしました。

「豆さん、僕が先に渡るから!」と炭が言って、藁の上に歩きました。しかし、藁の真ん中で下を見てしまった炭は、「わっ、怖い!」と足が止まってしまいました。

「炭さん、急いで!私が重くて耐えられないわ!」と藁が叫びました。その瞬間、炭と一緒に小川に落ちてしまいました。

それを見て、豆は大笑いしました。「何やってるの、藁さんと炭さんは!」あまり笑いすぎて、豆は突然はじけて割れちゃいました。

「いてて、いてて!」と豆が叫びました。そのとき、一人の女の子がやってきて、豆の様子に気が付きました。

「どうしたの?」女の子は心配して尋ねました。豆の事情を理解した女の子は、裁縫箱から針と糸を取り出して、豆の割れたところを縫ってくれました。

それ以来、豆には黒い筋があるのです。


: 50


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.