あらすじ
むかし、むかし、あるところに、とても働き者の正直なおじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日、おばあさんが家の掃除をしていると、土間で一粒の豆が転がり、かまどの中に入ってしまいました。おじいさんは「豆一つも粗末にはできない」と思い、かまどの中を覗いて豆を取ろうとしました。
その瞬間、おじいさんはかまどの穴に吸い込まれ、地下の国に行ってしまいました。そこにはお地蔵さんがいて、豆をもぐもぐ食べていました。
お地蔵さんはにっこり笑って言いました。「おいしいお豆、ごちそうさま!お礼に良いことを教えてあげる。この道をまっすぐ行くと、赤い家と黒い家が見えるだろう。赤い家ではまんじゅう作りを手伝ってあげなさい。黒い家ではおんどりの真似をして鳴きなさい。」
おじいさんは、お地蔵さんの言う通りに歩き始めました。すると、まず赤い家が見えてきました。そこでは、ねずみたちが婚礼の準備をしていました。
「こんにちは、私はおじいさんです。お手伝いしましょう!」とおじいさんが言うと、ねずみたちはとても喜びました。「ありがとう、おじいさん!あなたのおかげで助かりました!」そう言って、ねずみたちはおじいさんに美しい赤い着物を贈ってくれました。
次におじいさんは黒い家の前に来ました。窓から中を見ると、鬼たちが賭け事をしているのが見えました。
おじいさんは「お地蔵さんの言う通りにしよう」と考え、おんどりの真似をして鳴きました。「コケコッコー!」
鬼たちは、「朝が来たのだ!」と慌てて帰っていきました。その結果、テーブルの上にはお金がたくさん残っていました。
おじいさんは家に帰ると、おばあさんに今日の出来事を話しました。「おばあさん、地下の国で素敵なことがあったんだよ!」
その話を隣のいじわるばあさんが立ち聞きしていました。彼女はすぐにいじわるじいさんに同じことをするように急かしました。
いじわるじいさんは、かまどに豆をたくさん流し込み、自分も地下の国に入りました。「お地蔵さん、褒美じゃ!」と大声で叫ぶと、お地蔵さんはしぶしぶ教えてくれました。
いじわるじいさんが赤い家に来ると、ねずみの手伝いをするのは面倒で、「ニャーオ」と猫の真似をして叫びました。すると、ねずみたちにひどく噛まれてしまいました。
次に黒い家に来たとき、鬼の姿に驚いておんどりの真似をするのを忘れてしまいました。鬼たちは、いじわるじいさんを見つけると、どこかに連れて行ってしまいました。
こうして、正直なおじいさんは幸せになり、いじわるじいさんは痛い目に遭うことになったのでした。おしまい。

















































