どっこいしょ
どっこいしょ

2024/10/20(日)

どっこいしょの画像

あらすじ

むかしむかし、あるところに物覚えの悪い男がいました。ある日、男は妻の遠い実家で法事に出かけました。そこで、初めて「団子」という食べ物をいただきました。男は妻の母親に尋ねました。

「これは何と言うものですか?」

「団子というものですよ。」

男は家に帰る道中、忘れないように何度もその名前を繰り返しました。

「団子、団子、団子、団子、、、」

その時、みぞを飛び越えようとして、「どっこいしょ」と言いました。すると、「団子」が「どっこいしょ」に変わってしまったのです。家に着くまで、男は何度も何度も言い続けました。

「どっこいしょ、どっこいしょ、どっこいしょ、、、」

家に入ると、男は妻に言いました。

「今日、『どっこいしょ』というおいしいものを食べたんだ。作ってくれ。」

妻は不思議そうに答えました。

「そんな食べ物、聞いたことがないわ。私にはわからないわ。」

男は言いました。

「そんなことないさ。お前の実家で食べてきたんだ。」

とうとう、二人は喧嘩になってしまいました。しかし、妻の方が男よりも強く、彼の頭を思いっきり叩きました。

「あらまぁ、団子みたいなこぶができちゃったわ。」

それを聞いた男は喜んで言いました。

「それだ!団子だ!作ってくれ!」

妻は笑って答えました。

「お安い御用よ。」

そうして、妻はおいしい団子を作ってあげました。めでたし、めでたし。


: 50


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.