松の木の下の老人
まつのきのしたのろうじん

2024/10/20(日)

松の木の下の老人の画像

あらすじ

むかしむかし、日本の南の小さな島に、美しい娘が住んでいました。ある日、彼女は川で洗濯をしていると、突然、高僧がやってきました。

「あなたは若くてきれいです。しかし、余命は三年です。」

娘は驚いて家に帰り、両親にこのことを話しました。

「そんなのひどいわ!もう一度そのお坊さんを探して、長生きできるようにお願いしなさい。」

娘は決心して、高僧を探しに出かけました。そしてついに見つけて、こう言いました。

「お坊さん、長生きするためにはどうしたらよいのでしょう?」

高僧は優しく答えました。「お気の毒ですが、人には寿命があるので延ばすことはできません。」

娘はショックを受けて、涙を流しました。

「泣かないでください。」高僧は言いました。「実は良いことを教えましょう。北へ約四十キロ、真っ直ぐ進むと、千メートルの高い山があります。その山を越えると、また別の山、今度は二千メートルの高さです。そしてさらに山を越えると、三千メートルの山があります。そのふもとには、三本の大きな松の木があります。それぞれ二十メートル、三十メートル、四十メートルです。その松の木の下にいる三人の老人に、お酒をご馳走しなさい。彼らが満足したら、長寿の願いを伝えてください。」

娘は嬉しくなり、次の日、酒の瓶を持って北へ向かいました。道を進むと、最初の山、次に二つ目、三つ目の山を越えました。そして、とうとう大きな松の木が三本立っている場所にたどり着きました。

木の下には、二人の老人が碁を打ち、一人が本を読んでいました。しかし、三人ともまるで眠っているかのように動きませんでした。

「どうしようか。」娘は思いました。老人たちが動くのを待っているうちに、自分も眠くなり、松の木にもたれてしまいました。

そして、何年も時間が経ちました。その間、娘は松の木の下で、ずっと眠り続けています。


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