あらすじ
昔、富士山の近くの村に貧しい若い農夫がいました。彼はお伊勢参りに行きたいと思っていましたが、お金がありませんでした。ある日、古い沼で草を刈っていると、美しい女神が現れました。
「お若い人よ、私がこの沼の女神です。いつも草を刈ってくれてありがとう。お返しに、あなたが欲しいものを差し上げましょう。」
若者は答えました。「実は、お金さえあればお伊勢参りに行きたいのですが…。」
女神は微笑みました。「それは簡単です。お伊勢参りの旅費を差し上げますが、ひとつお願いがあります。この手紙を私の妹に渡してください。」
「いいですよ。どこにいますか?」
「富士の山のふもとにある青沼です。そこに行き、手をたたけば妹が出てきます。」
若者はお金と手紙を受け取って出発しましたが、青沼に着いた時、茶屋のおばさんに尋ねました。
「青沼にはどう行けばよいのでしょうか?」
おばさんは驚いて言いました。「青沼?危険です。鬼が住んでいると聞きます!」
若者は女神の手紙を見せ、おばさんは驚いて手紙を読みました。
「この男を喰うしかない…!」
若者は驚愕しました。「そんな!」
おばさんは手紙を書き直しました。「この人は毎年草を刈ってくれます。ご褒美がほしいです。」
若者は青沼に行き、女神に手紙を渡しました。女神は「一緒に沼に入りましょう」と言いました。
若者は困惑しながらも女神の肩に両手を置きました。すると、目を開けると豪華な部屋にいました。
「ここは沼の底だ!」若者は楽しい日々を送りましたが、お伊勢参りが気になり始めました。
「地上へ返して下さい」と頼むと、女神は言いました。「この馬は干し草の代わりに米を一杯与えると、黄金の玉が得られます。」
若者は村に帰り、黄金の玉を手に入れて裕福になりました。一方、隣の欲張りじいさんは若者の家を覗き、特別な馬を見つけました。
「もっと米を喰わせて、黄金の玉をたくさん手に入れよう。」
ある日、若者が留守の間にじいさんは馬に米を与え続けました。「もっと食べろ!」すると、馬は「ヒヒーン!」と大声を上げ、じいさんを蹴り殺して逃げてしまいました。
こうして、若者は裕福な暮らしを続け、欲張りじいさんの欲の代償を知ることになったのです。

















































