あらすじ
むかし、むかしあるところに兄弟が住んでいました。冬になると仕事がない
ので二人は江戸に仕事に出かけました。
「3年たったら、どっちがお金持ちになっているかな。3年後の今日
ここで会って村に帰ろう。」と兄が橋の上で弟に言って別れました。
弟は一生懸命働いてお金をためました、しかし兄は毎日酒を飲んで
は遊んでいました。
あっという間に3年が経ち、二人は橋の上で約束の日会いました。弟
は沢山のお土産を持っていましたが、兄は何も持っていませんでした。
山の険しい谷にかかる狭い橋の上で、兄は弟に言いました。
「荷物を持ってやるから先に行きな。」
兄は弟の後ろを歩いていて突然橋の真中まで来ると弟を谷につき落としてしまいました。
兄は何食わぬ顔で村に帰っていきました
「弟は酒飲みで女遊びばかりしているから一文なしで今年は帰ってこられなかったんだ。」と村人に言
いました。
村に帰って一年が過ぎ、弟から奪ったお金を使いきってしまうと兄は再び江戸にたって行きました。
橋の上に来ると谷底から歌が聞こえてきました。
歌に聞きほれて谷まで降りて行きました。すると骸骨が歌を歌っていました。骸骨は歌を止めると震
える兄に言いました。
「そんなに驚かなくてもいいですよ。自分は殺された弟ですよ。江戸にまた酒と遊びに行くんでした
ら自分を連れていってくれませんか。見世物で歌ってもうけさせてあげるよ。」
「そいつはいい考えだ。」と兄は骸骨を風呂敷に包むと江戸に向かいました。
江戸につくとさっそく毎日人ごみで骸骨の見世物を開きました。
「みなさま、これより歌う骸骨の見世物をお見せいたします。どうぞ見てください。御代は箱の中に
入れてください。」
大金をもうけると兄は村に帰りました。兄は村でもお金をもうけようとしました。
骸骨は突然村人に語り始めました。
「兄は悪い人です。許せません。」すすり泣き始めました。
「どうしたんだ。」と村人たち。
「自分は兄に殺された弟です。村へ帰る途中殺されてお金と持ち物と命を奪われました。兄は江戸で
は酒と女遊びで日々を送っていました。」
兄は逃げ出そうとしましたが村人に取り押さえられ縄で縛られ牢屋に連れて行かれました。

















































