あらすじ
むかし、むかし、ある家に若い嫁とその姑が住んでおりました。二人は仲が悪く、いつも喧嘩をしていました。
「また掃除が足りないわよ!」と姑は言いました。
「ごめんなさい、お母さん。もっと気をつけます」と嫁は謝りますが、姑は聞く耳を持ちませんでした。
姑はまた、嫁が作る食事に対しても、「これ、全然おいしくない!食べられないわ」と言いました。
一方、嫁も姑が大嫌いで、「もう顔をあわせたくない」と思い、悩んでいました。そこで、ある日、お寺の和尚さんのところへ相談しに行きました。
「和尚さん、どうにかしてお母さんを…」と嫁は言いました。
和尚さんは優しく微笑んで、「こういう毒の粉を渡そう」と言い、粉を嫁に渡しました。「これを食事に混ぜれば、お母さんはだんだん弱っていくでしょう。しかし、お母さんには優しく接し、気づかれないようにすることが大切だよ。」
嫁はその言葉通りに粉を混ぜ始めました。しかし、お母さんは逆に元気になっていくのを感じました。
「私の嫁は最高だ!」「働き者で、料理も上手だよ!」と近所の人に自慢し始めていました。
「どうしてこんなにほめられるの…?」と嫁は戸惑いましたが、徐々に心が温かくなり、笑顔が増えていきました。嫁は毒を混ぜるのをやめました。
ある日、突然お母さんが具合が悪くなり、床に伏してしまいました。嫁は心配で涙があふれました。
「大丈夫だから、心配しないで。すぐ良くなるよ」とお母さんは言いましたが、嫁は焦って和尚さんのところへ駆け込みました。
「和尚さん、私が愚かでした!お母さんは優しくしてくれるのに、私は毒を与えてしまいました。助けてください!」と必死で訴えました。
和尚さんは首を振りながら言いました。「実は、その粉は毒ではなくて、じゃがいもの粉なんじゃ。病気にはならんよ。ただ、少し休めば元気になれるじゃろ。」
嫁は深くお礼を言い、お母さんが元気になるのを心待ちにしました。まもなく、お母さんは元気になり、嫁と仲良く暮らしました。めでたし、めでたし。


















































