あらすじ
むかし、むかし、ある村におじいさんとおばあさんが住んでいました。ある日、おじいさんはたきぎを集めに山へ行きました。一方、おばあさんは川で洗濯をしていました。すると、大きな西瓜が流れてきました。おばあさんはその西瓜を家に持ち帰りました。
しばらくして、おじいさんが山から戻ってきました。「おじいさん、今日は大きな西瓜を見つけましたよ。一緒に食べましょう」と言い、おばあさんが包丁で西瓜を切ろうとしました。すると、西瓜が割れて中から可愛らしい赤ちゃんが出てきました。
子供のいなかった二人はとても幸せになり、その赤ちゃんを「瓜子」と名付けました。瓜子はすくすくと成長し、やがて美しい女の子になりました。彼女はとても賢く、織物が得意でした。その噂は町中に広まり、ついにはお殿様の耳にも届きました。
お殿様は家来を送り、瓜子と結婚したいと言いました。おじいさんとおばあさんは大喜びしました。結婚の前の日、おじいさんとおばあさんは町へ嫁入り道具の買い物に出かけました。
「瓜子、誰が来ても入口を開けてはいけません。山姥に気をつけてね」と言い残しました。瓜子は家の中で織物をしていましたが、山姥は二人が出かけたのを見計らって家に来ました。
「瓜子、開けておくれ」と声をかけました。瓜子は「誰が来ても開けてはいけないと言われました。開けられません」と答えました。しかし、山姥は「少しだけ開けてくれない?」としつこく頼みました。
瓜子は少しだけ隙間を開け、山姥はその隙間から中に入り込みました。山姥は瓜子の着物を奪い、自分の汚い着物に着替え、瓜子になりすましました。そして本物の瓜子を山へ連れて行き、スモモの樹に縛り付けました。
次の日、お殿様の家来が偽の瓜子を城に運ぶ途中で、スモモの樹の近くを通りかかると、山のカラスが鳴きました。「カアカア、にせ瓜子。本物は山の中」と叫びました。
家来たちは異変に気付き、樹に縛られている本物の瓜子を見つけました。山姥は捕まえられ、処罰されました。その後、本物の瓜子はお殿様と結婚し、幸せに暮らしました。


















































