厨房さん
ちゅうぼうさん

2024/10/20(日)

あらすじ

昔、お金持ちの家で生まれた男の子は、幼い頃に母親を失い、継母に育てられました。彼は毎日召使いのように働かされ、「早く薪を集めておいで!」と厳しい言葉を浴びせられました。父親が一年の商売から帰ってくる日、息子は心うきうきで父に「お父さん、お帰りなさい!」と叫びますが、父はその姿を見て驚き、「おまえ、こんなに汚れてどうしたんだ?」と問います。

継母の残酷なしわざに気づいた父は、息子に言います。「残念ながら、おまえをここにはおいておけない。すぐに出て行くがよい。」男の子は名馬を与えられ、旅に出ることになります。「どんな困難があっても、頑張るぞ!」と心に決めます。

南へ進む途中、彼は農夫に、「この辺で仕事のできる所はないですか?」と尋ねます。農夫は「地主のところだが、そんな立派な馬では仕事を探す者には見えんな」と答えます。男の子は、着るものを交換してもらい、地主の元で料理人として働くことになります。

「私を厨房に連れて行ってください。一生懸命に料理を作ります!」と言うと、地主は驚きつつも彼の希望を受け入れます。料理が評判になり、主人の娘は「この人が私の理想の夫です!」と告げ、二人は結婚します。

幸せな日々が続く中、妻が妊娠すると、「里帰りして結婚の報告をしましょう」と話し合いますが、夫が旅立つ朝、妻はつわりで体調を崩します。「大丈夫、私は行くから心配しないで!」と夫が出発します。しかし、途中で妻の忠告を無視し、毒葡萄を食べてしまいます。

「なんだ、この葡萄は美味しそうだ」と思った瞬間、彼は眠り込んでしまいます。妻は夫を心配し、「夫はあの毒葡萄を食べたに違いない」と思い、探しに行きます。

ついに夫を見つけ、薬草茶を煎じます。「このお茶を飲んで、夫を助けるわ」と祈ると、彼は目を覚まし、「心配をかけて申し訳ない。もう大丈夫だ」と言います。二人は、家族と共に幸せに暮らし、どんな苦労も忘れずに、一生懸命に支え合う存在となります。


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