天福地福
てんぷくじふく

2024/10/20(日)

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あらすじ

むかし、むかし、ある村に、親切なおじいさんとおばあさんが住んでいました。その隣には、とてもいじわるな爺さんがいました。

ある晩、おじいさんは素敵な夢を見て、おばあさんに話しました。「良い夢を見たよ。天から贈り物があったんだ。」

「それは素敵な夢ですね!」とおばあさんも笑いました。

翌日、おじいさんとおばあさんは畑を耕しに出かけました。すると、クワの先が地面で何かに当たる音がしました。「これは何だろう?」とおじいさんが言います。

「何が入ってるんでしょうか?」とおばあさんも興味津々で尋ねました。

おじいさんがそっと掘り起こすと、小さな壷が出てきました。「開けてみよう!」とおじいさんが言いました。

「わくわくしますね!」おばあさんの目はキラキラしていました。

壷を開けてみると、中にはたくさんの金貨が入っていました。「うわっ!大判や小判がいっぱい!」と二人は驚いて言いました。しばらく声も出ず、喜びのあまり動けませんでした。

その様子を、隣のいじわる爺さんが木の陰から見ていました。「あの壷には金貨が入っているのか…」と、いじわる爺さんは心の中でつぶやきました。

「これはおじいさんが夢で見た天からの贈り物でしょうか?」とおばあさんが言うと、いじわる爺さんが口を挟みました。「違う!これは土の中から出てきたもので、地からの贈り物じゃ!」

「そうですね。それなら、土の中に戻しましょう、おじいさん。」おばあさんが提案すると、二人は壷を再び土の中に埋めました。

「馬鹿な二人だ。あれはわしの物だ!」といじわる爺さんは憤慨しました。

夜になると、いじわる爺さんは畑に戻り、壷を掘り出しました。そして、壷の蓋を開けてみると、そこから蛇がぞくぞくともり出てきました。「なんてことだ!」と驚いたいじわる爺さんは急いで蓋を閉めました。

「うそつきめ、お前たちに仕返ししてやる。」いじわる爺さんは屋根に登ると、煙突から中を覗き込んでいました。

その時、おじいさんとおばあさんは囲炉裏のそばでお茶を飲んでいました。「よくもだましたな、蛇を入れてやる!」と叫び、壷の蓋を再び開けました。

しかし、蛇は落ちる途中で金貨に変わり、たくさんの大判小判が天から降り注いできました。「これこそ、わしが夢で見た天からの贈り物だ!」おじいさんとおばあさんは手を取り合って喜びました。


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