あらすじ
むかし、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。二人はいつもいたずらをするたぬきに悩まされていました。おじいさんは我慢できなくなり、たぬきを捕まえることに決めました。
おじいさんは見事にたぬきを捕まえましたが、ずる賢いたぬきはおばあさんをだまし、縄をほどいてもらいました。「おばあさん、もういたずらはしませんから、縄をほどいてください」と言ったのです。しかし縄をほどいてもらうと、たぬきはすぐにおばあさんに飛びかかり、「ばかめ!」と叫びました。その結果、おばあさんは亡くなってしまいました。
これを聞いた前山のウサギは、親切なおばあさんの仇を討とうと決心しました。ウサギはたぬきをだまし、たきぎを背負わせました。「たぬきさん、私、前山に住んでいるうさぎです。たぬきさんが大好きなので、家までたきぎを運ぶのを手伝ってくれませんか?」と頼みました。
ウサギはこっそりと背中のたきぎに火をつけ、「カチ、カチ」と音を立てました。たぬきは背中に大やけどを負いました。
翌日、ウサギはたぬきをだまし、薬の代わりにからしを塗ってやりました。「たぬきさん、私、中山に住んでいるうさぎです。たぬきさんが大好きだから、やけどを治してあげるわ」と言いました。すると、たぬきは「いたい!!!」と叫びました。
次の日、ウサギはたぬきをだまし、魚釣りに誘って、泥の舟を作らせました。「たぬきさん、私、後山に住んでいるうさぎです。たぬきさんが大好きだから、魚を食べるのは嫌なの。木の船を作るから、たぬきさんは泥の舟を作ってくれる?」と言いました。たぬきが作った泥舟に乗ると、それは川の中に沈んでいきました。
「助けてくれ・・・」と叫ぶたぬきでしたが、溺れてしまい、死んでしまいました。


















































