ねこ灸
ねこきゅう

2024/10/20(日)

あらすじ

むかし、むかし、ある家に年老いたねこがおりました。そ

の家の妻が子供に言いました。

「今夜は、熱いうどんが嫌いなおとうさんは村の会議だから、

夕飯はうどんにしましょう。」

その夜、帰り道、夫は村のお寺のお墓で誰かが誰かと話を

しているのを耳にしました。驚いたことに、頭に手ぬぐいを

被ったねこが集まっていました。

「今夜は遅かったな。どうしたんだ。」と一匹のねこがあの年老いたねこに聞きました。

「今夜は、夕飯に熱いうどんを食べなければなりませんでした。だから、食べ切るのに時間がかかっ

てしまいました。」

家に帰ると、夫は妻に尋ねました。

「今夜は熱いうどんを食べたのか。」

「そうよ、でもどうして知ってるの。」

夫はいきさつを話しました。

「だから、この頃手ぬぐいがなくなっているんだ。でも古ねこは化けるそうよ。どうしましょう。」

「一番いい方法は、かわいそうだけど、殺すしかないな。」

その夜、夫は不思議な夢を見ました。ねこが枕もとに座って、こう言ったのです。

「お願いですから殺さないで下さい。いいことを教えます。年寄りへの灸を習えば、うまくいきます

よ。」

それからは、そのねこは目にすることはありませんでした。数ヶ月後、灸を習得し、その技は国中に

知れ渡りました。多くの年寄りがやって来て、一財産を築きました。


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