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何れ菖蒲

いずれあやめ

どれがあやめかわからない。どれも優れていて選択に困ることをいう。ぬえ退治の褒美として源頼政が菖蒲前という美女を賜ることになったとき、十二人の美女の中から見つけ出すように言われ、選びかねて詠んだ「五月雨に沢べのまこも水たえていづれあやめと引きぞわづらふ」という歌による。

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