ズンドコベロンチョ
ずんどこべろんちょ

2025/3/26(水)

あらすじ

大手広告代理店に勤めるエリート、三上修二は自信にあふれていた。ある日の会議室で、彼は同僚たちが笑いながら「ズンドコベロンチョ」と口にするのを耳にする。新語に疎いはずの彼は、プライドをかけてその謎を自ら解明しようと決意。昼休みから深夜にかけ、資料や過去のキャンペーン記録、そして社員たちの談話を隅々まで調査するが、誰も明確な説明をしてはくれなかった。

ついに、三上は社内の秘密会議に遭遇する。そこでは上司から新人社員まで、皆が意味深な表情で「ズンドコベロンチョ」を連呼していた。驚いた彼は、創業者が若い頃に趣味半分で生み出した合言葉であり、当初は新プロジェクトの成功を祝うための密かな儀式だったという記録にたどり着く。

だが、オチは予想の範疇を超えていた。実は、三上の徹底調査自体が社内のユーモアとして仕組まれた企画だったのだ。自分が真相解明の対象として皆におどけられていたことに気づいた三上は、恥ずかしさと悟りを胸に、全員の前で堂々と「ズンドコベロンチョ!」と叫ぶ。すると会議室は笑いと温かな祝福に包まれ、彼は己の傲慢を笑い飛ばしながら、新たな仲間意識を育むこととなった。


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