あらすじ
卒業の日、ヒロミ、アリミ、アイコは未来への夢と不安を胸に、心を込めて一枚のテレフォンカードを作った。そのカードは、永遠の友情の証として大切にするはずだった。だが、偶然にもカードの裏に、交通事故で命を落としたはずの親友ユキの微笑む姿が映りこんでいた。
最初は信じがたい偶然と考えた三人だったが、次第にカードは夜な夜なかすかに輝き、ユキの声がかすかに聞こえるようになる。恐怖と好奇心に駆られ、古いアルバムや新聞記事、そしてユキにまつわる噂を丹念に調べ始めた彼女たちは、事故当日の記録や周囲の証言に矛盾を感じ、ユキが自ら姿を消した可能性に気付く。
ある夜、決心したヒロミは、禁断の行為としてカードに電話をかけた。電話の向こうからは、穏やかでありながらもどこか哀しげな声が返ってきた。「ずっと見守っていたよ」と。その一言は、3人の心に衝撃を与え、永遠の友情という誓いが次第に揺らいでいくかのようだった。
そして翌朝、ヒロミの携帯に届いた一通の短いメッセージが、すべての真相を突き崩す。「約束はもう終わった。これが別れの時だ。」その瞬間、カードに刻まれていたはずの友情のしるしは消え失せ、まるで最初から幻であったかのように。実は、ユキは生きており、永遠の友情の儚さと再会の苦さを知ってほしいと、奇妙なカードにすべてを託していたのだ。3人は、真実と向き合いながらも、新たな一歩を踏み出す決意を固めるのであった。

















































