迷路
めいろ

2025/3/26(水)

あらすじ

夜の帳がテーマパークを包み込むころ、呉田英雄を筆頭に3人の男女は、かつて失踪事件が多発した現場へと足を踏み入れた。彼らは古びたパソコンとビデオカメラを手に、かつての栄光と惨劇の痕跡を映し出す荒廃した施設を調査する。航空写真に目を通した呉田は、迷路の一部が不自然に延び、まるで生き物のように成長していることに気付く。内部へ進むごとに、朽ち果てた壁面には過去の失踪者の記録や、不可解な記号が浮かび上がり、空気は次第に重苦しくなっていく。やがて、彼らは出口を求めて必死に道を探すが、道は急に閉ざされ、迷宮はますます複雑な姿へと姿を変える。焦燥と恐怖の中、カメラ越しに映し出される自分たちの映像に、かつて消えた者たちの面影が重なり始める。その瞬間、彼らは衝撃の事実に気付く。迷路は単なる建造物ではなく、人々の記憶と欲望を吸収し、自らを拡張する器官のような存在だったのだ。最後には、逃れようとするどころか、3人は迷宮の新たな壁画として永遠に閉じ込められてしまう。


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