あらすじ
とある総合商社の朝、部長の松平はコピーの不具合や些細なミスに対し、容赦なく怒号を浴びせ、社員たちを厳しく叱責していた。一方、散乱するファッション雑誌の中、園田亜季は変わらぬ余裕でパソコンに向かい、『お気楽OL亜季のスィーツ日記』にその日の出来事や小さな喜びを書き記していた。
ある昼下がり、松平はふと亜季のパソコン画面に目をとめ、彼女の穏やかな記述に激しい怒りを覚える。『会社の品位が何だと思ってるんだ!』と声を荒げ、彼女を屋上に呼び出した。屋上で、松平は執拗に叱責を続け、亜季の態度に我慢の限界を迎える。その瞬間、松平が亜季の腕を掴んだとたん、空は急に曇り、大きな稲妻が轟音とともに二人を襲った。
しかし、その稲妻は自然の怒りではなかった。実は近隣の研究所で行われていた雷模倣実験の副産物で、偶然にも会社の屋上に転向してしまったのだ。激怒していた松平は、自らの矛盾に気付き一瞬言葉を失い、亜季はにっこりと笑いながら『新しいネタが増えたわね』と呟いた。こうして、厳格な部長の威厳は一転して笑い話となり、社内には意外な余裕と新たな風が吹き込まれることになった。

















































