悪事千里を行く
あくじせんりをいく

意味

2024/10/5(土)

善いおこないは世に知られにくいが、悪い評判やおこないはすぐに世間に知れ渡るということ。

あらすじ

悪事千里を行く

ある町には、誰もが知る悪徳商人の山田が住んでいました。彼は目の前の利益を追求するあまり、誰もが驚くような手段を使って商品を売りさばいていました。その商売のやり方は、とても黒いユーモアに満ちていました。彼は、賞味期限切れの食材を「新鮮!」と大声で叫び、客たちをだまし続けていたのです。

ある日、町に新しくやってきた若者の佐藤は、その評判を聞きつけ、山田の店に足を運びました。「こんな悪徳商人が本当にいるのか?」と興味津々で店の中を見回すと、しかも周りの町の人々が痩せ細っている様子を見て、「これもなんだか面白いネタになるかもしれない」と考えました。佐藤は、早速カメラを取り出し、この町の闇を撮影しようと決心したのです。

しかし、悪事は千里を行くと言いますか、あっという間にその映像は町じゅうに広まり、山田の悪行は有名になりました。「彼は悪いが、面白い!」と、人々は笑いながらその様子を噂しました。そして、山田もこの状況を逆手にとり、自らの店に「私は悪徳商人だ!」という看板を掲げました。その結果、彼の店は逆に大盛況。客たちは「こんな悪人がいるなら、逆に会いに行くべきだ」と考え始めたのです。

こうして、悪事は千里を行き、山田の店は町の名所となりました。彼は同時に悪徳商人であり、町の人気者にもなったのです。不思議なことに、善いおこないは人々に忘れ去られ、悪行が人々を惹きつける様子を見て、佐藤は思わず笑いをこらえました。「こんなに面白い町、他にない!」と。こうして、悪の道を歩む商人は、意外にも町の伝説として生き残り続けることになったのでした。


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