尾を振る犬は叩かれず
おをふるいぬはたたかれず

意味

2024/10/5(土)

尾を振ってなついてくる犬が人からたたかれることがないように、愛想のよい人や従順な人はひどい目に遭わないということ。

あらすじ

不思議な尾を持つ犬

昔々、ある小さな村に「まる」と呼ばれる特別な犬がいました。まるは、常に尾を元気に振っている愛嬌たっぷりの犬で、村の人々から大変可愛がられていました。村人たちは、まるの存在によって心が温まり、どんな困難でも乗り越えられる気がしたのです。

ある日、村に突如として現れた暗い影。それは、森の奥からやってきた恐ろしい魔女でした。村人たちは魔女の気配を感じ取り、恐れおののきました。しかし、まるはその影に立ち向かう勇気を振り絞り、元気よく尾を振って魔女に近づきました。「こんにちは、魔女さん。私はまるっていうんだ。あなたも友達になりませんか?」

魔女は驚きました。まるの無邪気な笑顔と温かい態度に、心が少し和らいだのです。「私を怖がらずに近づいてくるなんて、お前は珍しい犬だ」と言いながら、魔女は少しずつ心を開いていきました。まるは、丁寧に話しながら、彼女の寂しさを理解しようと努めました。徐々に魔女はまるの愛想に惹かれ、彼女が本当は孤独であったことを打ち明けました。

その日以来、魔女は村に住むことを決めました。まるを通じて村人たちとも交流を持つようになり、村はかつてないほどの和やかな気持ちで満たされました。「尾を振る犬は叩かれず」という言葉が実証されるかのように、まるの存在が村と魔女の間に架け橋を作ったのです。そして、まるの尾が振られる度に、村中が幸せに包まれ続けました。


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