空き家の雪隠
あきやのせっちん

意味

2024/10/5(土)

返事がないこと。

あらすじ

空き家の雪隠と不思議な新年

ある村には、長い間空き家となっている古い家がありました。村人たちはこの家を「雪隠」と呼び、誰も近づかない場所と決めていました。そのため、家の中には誰もいないように見えましたが、実は住んでいる者がいました。それは、小さな黒猫の「タタ」です。タタは、この空き家を自分の秘密の隠れ家にしていたのです。

新年が明けたある日、タタのもとに友達である白うさぎの「ピョン」がやってきました。「タタ、あの雪隠には何が隠れているの?」と興味津々で尋ねました。タタはにっこり笑い、「秘密の宝物があるの!でも、誰も入ってこないから、ぼくの宝は安全だよ」と答えました。ピョンは、その言葉に心を躍らせましたが、「でも、ちょっと寒そうじゃない?雪もたくさん降ってるし」と心配しました。

そこで、タタは決心しました。「じゃあ、ピョンも入っておいでよ。温かくしてあげる!」と言い、二匹は空き家の中へ入ることにしました。中には長い間使われていない古い布団や、埃まみれの家具がありましたが、2匹はそれを楽しい遊び道具にしました。タタは布団をかけて小さな山を作り、ピョンがその上を跳ねると、思いもよらない音がして驚きました。

楽しんでいるうちに、雪隠には村中の動物たちが集まってきました。「空き家の雪隠」に住む者として、タタとピョンが開放的なおもてなしをしたからです。不思議と、村人たちもこの様子を見て、「空き家には良いものがあったんだ!」と笑顔になり、タタとピョンの冒険は村全体に幸運をもたらしました。空き家の雪隠は、ただの古い家ではなく、村の新たな交流の場となったのです。


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