大木の下に小木育たず
おおきのしたにおぎそだたず

意味

2024/10/5(土)

大きな木の下は日光が遮られたりする関係で、小さな木も育たない。そこから、権勢のある者の庇護を受けていては立派な人物になれないというたとえ。

あらすじ

大木の下の小木

昔々、緑豊かな村に大きな桜の木がありました。この桜の木は、年に一度しか咲かず、その美しさから村人たちの尊敬を集めていました。しかし、その桜の木の周りには小さな木々が幾つも生えていましたが、何本もがその影に隠れ、成長できずにいました。

中でも、小さな松の木の「松吉」は、桜の木の影で日を浴びることも叶わず、他の木々からの刺激も受けることができませんでした。松吉は、自分が大きくなりたくて努力しているのに、いつも桜の木の影に隠れている自分を嘆いていました。村の皆は、松吉に「桜の木の庇護を受けているのだから、安心して成長しなさい」と言いましたが、松吉は内心で葛藤を抱えていました。

ある日、松吉は決心しました。「もう桜の木の影に隠れることはやめよう!」そう思い、桜の木から離れ、少し離れたところで成長を試みることにしました。しかし、村人たちはその姿を見て驚きました。「あの小さな松は、桜の木の影を失ってしまった!もっと庇護を受けるようになれ!」と囁く声が広がりました。

だが、松吉は反対に心を強く持ち、小規模でも日光を浴びることで成長を遂げていきました。そして、年月が経つにつれ、その松吉は立派な木へと成長し、村人たちからも尊敬される存在になりました。「大木の下に小木育たず」ということわざの真実を証明するように、松吉は自らの努力で輝く存在へと変わっていったのです。


関連


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.