親苦子楽孫乞食
おやくこらくまごこじき

意味

2024/10/5(土)

親が苦労して築いた財産を、その子が楽をしてむだに使ってしまい、孫の代には乞食にまで落ちぶれること。

あらすじ

親苦子楽孫乞食の愉快な逆転劇

昔々、ある小さな村に八百屋の太郎が住んでいました。太郎は、日々一生懸命働き、村一番の繁盛した商売を築いていました。彼は、息子の次郎にその商売を継がせることを夢見て、毎日遅くまで働いていました。しかし、次郎は父の苦労を理解せず、遊び好きな性格で、友達と遊ぶ時間を優先していました。

次郎は「親は苦労しているけれど、僕は楽しむのが一番だ!」と考え、太郎が築いた財産を好き勝手に使っては、遊びに明け暮れました。お金を使うことに躊躇わず、村の祭りでは派手な衣装を身にまとい、大いに気を晴らしました。村の人々は、彼の無駄遣いを見てささやきました。「あれでは、後の世代は大変だろうな」と。

その次郎には、息子の三郎がいました。三郎は逆に父親の姿を見て、「父が築き上げたものを大切にしないと、将来が危ない」と感じていました。そこで三郎は、父が遊びに使ったお金を取り戻そうと決心し、毎日隣の農家の手伝いをしながら、少しずつ貯金を始めました。やがて、彼は自分の努力で商売を立ち上げ、父が遊びに使ってしまった資産を取り戻しました。

ある日、次郎は三郎の成功を見て驚きました。「こんなことができるのか!僕ももっと頑張ればよかった!」と反省し、親子の絆が深まりました。そして、親子で協力して商売を大きく育てていくことになったのです。こうして、元のことわざ「親苦子楽孫乞食」を逆転させ、三郎の世代では村一番の商売繁盛となり、皆が笑顔を取り戻すことができたのでした。


関連


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.