鬼も十八番茶も出花
おにもじゅうはちばんちゃもでばな

意味

2024/10/5(土)

出花とは湯をついで出したばかりのお茶。鬼のような容貌の娘でも、年ごろになると魅力的になるし、安い番茶も出花はおいしいということ。古くは男女いずれのたとえにも使った。

あらすじ

鬼も十八番茶も出花

昔々、山奥の小さな村に「鬼娘」と呼ばれる女の子がいました。彼女はその容姿が鬼のように怖ろしく、村人たちは彼女を避けることが多かったのです。しかし、鬼娘は心優しい性格を持っており、誰かの役に立ちたいといつも思っていました。

ある日、村に大干ばつがやってきました。水源が枯れ、作物が育たず、村人たちは困り果てました。その時、鬼娘は自分の力を試すことに決めました。彼女は山の奥深くへ入り、天の水が流れる伝説の泉を探し始めました。すると彼女は、様々な困難に直面しましたが、持ち前の根気強さで一つ一つ乗り越えてゆきました。

とうとう鬼娘は泉を見つけました。そこにはキラキラと輝く水が湧き出ており、その美しさに彼女はしばし息を呑みました。鬼娘は一口水を飲むと、その瞬間自分の姿が美しく変わるのを感じました。彼女の姿は伝説通りの美しい女性へと変貌し、驚いた鬼娘は急いで村へ戻ることにしました。

村人たちは鬼娘の美しさに驚きましたが、彼女の優しさと勇気を知っていたため、すぐに受け入れることができました。鬼娘は村に泉の水をもたらし、いつしか村は再び活気を取り戻しました。村人たちは彼女の存在を心から感謝し、「鬼も十八番茶も出花」という言葉を絞り出しながら、彼女がもたらした変化を喜び合ったのです。村は彼女の勇気を祝う祭りを開き、鬼娘はもう「鬼娘」ではなく、村のアイドルとなって永遠の幸せを築くことになりました。


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