お神酒上がらぬ神はない
おみきあがらぬかみはない

意味

2024/10/5(土)

尊い神様でさえ、みな酒を供えられて召し上がっているの意で、酒飲みが自己弁護に使うことば。

あらすじ

お神酒と神々の宴

昔々、小さな村に、酒好きの神様「お酒神(おさけかみ)」が住んでいました。彼は村の人々に非常に愛されていたものの、毎晩彼の奉納されるお神酒がどんどんと減っていくのを心配していました。村人たちは豪華なお神酒を用意するものの、いざ酒宴が始まると、ついつい飲みすぎてしまい、朝には空の瓶が山積みになるのが常でした。

ある晩、お酒神は「これでは私の存在が忘れられてしまう」と考え、小さな計略を思いつきました。彼は村の倉庫に隠れて、村人たちが酒を持ち寄る様子をこっそり観察しました。すると、一人の若者があるアイデアを提案しました。「お酒神がいらっしゃる日は、特別に神酒を持ち寄るんじゃなくて、みんなで楽しむお酒にしよう!それなら、神も喜び、私たちも楽しめる!」

次の晩、村人たちは提案通り、普通の酒を持ち寄り、賑やかな宴を始めました。お酒神はその様子を見て、大変気に入りました。村人たちはそれぞれ自分が好きな酒を持ち寄り、交流しながら笑い合い、そしてお酒神もその輪の中に飛び込んで、みんなと一緒に楽しむことになりました。するとお酒神は、村人たちの声がどんどん大きくなり、楽しい雰囲気に満ちていくのと共に、彼の力も増していくのを感じました。

こうして村は、毎晩盛大な酒宴が開かれるようになりました。「お神酒上がらぬ神はない」という言葉が真実であることを、村人たちは心から理解したのでした。それ以来、村人たちはお酒を持ち寄り、共に神様を祝うことを忘れず、神酒の力で村は繁栄し続けることになったのです。村人も神様も、酒を通じて一体感を育み、笑顔と幸せが溢れる村を築いていきました。


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