赤子のうちは七国七里のものに似る
あかごのうちはななこくななさとのものににる

意味

2024/10/5(土)

赤ん坊について父親にと母親にとかいうが、よく見ればあちこちの誰にでも似ている。それほど、赤ん坊は特徴のない顔つきをしているということ。

あらすじ

不思議な赤ちゃん

ある町に、よく知られた医者の元に赤ちゃんが生まれた。彼の誇らしい父親は、医者としてのスキルを生かして、息子がこの町の英雄になることを夢見ていた。しかし、赤ん坊はまるで他人の子のようで、どこをとっても父親の特徴が見当たらない。

父親は悩む。「この子は一体誰に似ているんだ?」と。町の人々は彼の疑問に乗じて、あれこれ噂を立てた。ある者は「見た目はまるで隣の酒屋の旦那だ」と言い、別の者は「宇宙人に似ている」と笑った。父親は悔しさと恥ずかしさに顔を赤め、赤ん坊を愛さざるを得なかった。

時が経つにつれ、赤ちゃんは成長し、町の奇抜な子供として知られるようになった。彼の顔はまるでカラフルなパッチワークのように、さまざまな特徴を持っていた。そのため、大人たちは「どこにでもいる赤ちゃん」ではなく、「誰にでも似ている赤ちゃん」と呼ぶようになった。その名は「七国の子」として知られ、町の名物になった。

ある日、母親はため息をつきながら、「あなたが誕生したときは、こんなに盛大になるとは思わなかった」と言った。父親は苦笑しながら、実際には赤子の特徴が何もないからこそ、どこででも見られる「普通の子」となったと理解したのだった。そして、いつの間にかこの思い出深い瞬間を笑い飛ばし、彼らにとっての宝物となった。


関連


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.