あらすじ
負ぶえば抱かりょうの教訓
むかしむかし、ある小さな村に、ケンジという若者が住んでいました。彼は新しい荷物を運ぶのが好きで、近所の人々から頻繁に頼まれていました。ある日、友人であるタロウが大きな荷物を運んでほしいと頼んできました。ケンジは自信満々で「もちろん、俺がやってやる!」と引き受けました。
荷物を負ぶったケンジは、どんどん調子に乗っていきました。「こんな荷物、楽勝だ!」と独り言を言いながら、他の荷物も次々に背負い始めました。それでも彼はやめることなく、村人たちが持っていた小さな荷物まで引き受けるようになりました。そして、なんと最終的には自身の限界を超えた大量の荷物を背負っていました。
しかし、いざ村の広場に向かう途中、彼はついに足元をすべらせてしまいました。驚きのあまり、荷物が一斉に道に散乱!その音に驚いた村人たちが集まってきました。「負ぶえば抱かりょうだな、ケンジ!」と一斉に笑い声を上げました。彼は恥ずかしさに赤面し、皆の前でお尻をついて座り込んでしまいました。
その日以来、ケンジは自分の限界を理解し、少しずつ荷物の運び方を工夫することを学びました。村人たちも彼に優しく助言をしてくれ、いつしか彼の頼りになる気配りは村中に知れ渡りました。結果、彼は「負ぶえば抱かりょう」の教訓を胸に刻み、誰にでも手伝いを申し出る素直な性格に変わっていったのです。















