悪の報いは針の先
あくのむくいははりのさき

意味

2024/10/5(土)

悪いことをした報いは、針の先を回るほどに早く、たちまちに自分の身にやってくるということ。

あらすじ

針の先の罰

むかしむかし、小さな村に住む悪戯好きの少年、タケルがいました。タケルは、村の人々にいたずらを仕掛けるのが大好きで、特に年寄りのおじいさんの庭に隠れて、彼が大事に育てている花に水鉄砲をかけるのが得意でした。村の人々はタケルの悪戯に困り果てていましたが、タケルは全く気に留めず、自分の世界に浸っていました。

ある日、タケルは特に大胆な悪戯を思いつきました。「今度はおじいさんの庭に針を仕掛けてみよう」と考えたのです。おじいさんが大好きなニワトリたちを、針でびっくりさせてやろうと思いました。しかし、タケルの心の中で何かがざわついていました。悪いことをしているという自覚が、彼の胸をちくりと刺したのです。

その日の午後、おじいさんの庭で楽しいことが待っていました。タケルは細い針をにゅるりと引っ張りながら、隠れて見守ることにしました。しかし、悪戯を仕掛けたその瞬間、針が自分の指に刺さってしまったのです!「痛い!」と叫ぶタケル。すると、ニワトリたちは恐がり、庭を飛び回るだけでなく、タケルがひらりと飛び上がる姿を見て一斉に集まってきました。

タケルはその瞬間、自分がやっていることの愚かさに気づきました。針の先の痛みが、彼の心にも伝わってきたのです。それ以来、タケルは悪戯を止め、村の人々を笑顔にすることを選ぶようになりました。「悪の報いは針の先」ということわざの意味を、自身の身をもって理解したのです。おじいさんは彼を許してくれましたが、タケルは二度と悪戯をしないと心に誓いました。村は再び平和になり、タケルは大切な友達と過ごす日々を楽しむことができたのでした。


関連


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.