己の頭の蠅を追え
おのれのあたまのはえをおえ

意味

2024/10/5(土)

他人のことにあれこれ口を出す前に、まず自分のことをきちんとせよという戒め。

あらすじ

蠅を追うタロウ

昔々、静かな村にタロウという青年が住んでいました。タロウは人の世話を焼くのが好きで、村中のさまざまな人々の秘密や問題に首を突っ込んでは、解決策を提案していました。しかし、彼自身の生活はいつもドタバタで、部屋は散らかり放題、仕事もおろそかだったのです。

ある日、タロウは村の広場でおばあさんと話していると、「最近、うちの孫が遊びすぎて勉強しないのよ」と悩みを打ち明けてきました。タロウは真剣になって、「それは大変ですね!孫さんに勉強の大切さを教えましょう」と力説しました。しかし、その直後にふと自分の部屋を思い出し、増え続ける虫たちに悩まされていることを思い出すのです。

次の日、タロウは村を巡り、誰かの悩みを聞くふりをしながらも、自分の部屋の掃除に取り組むことにしました。「己の頭の蠅を追え」という言葉を胸に、まずは自分を整えることが重要だと気づいたからです。彼は掃除を始め、埃まみれだった本や、忘れられた食べ物の残りを片付けました。

数日後、村人たちがタロウの部屋がきれいになったと噂を立て、彼に掃除のノウハウを尋ねるようになりました。自分の生活を整えたタロウは、他者の助けにももっと効果的に応えられるようになり、村での評判も高まりました。そして、彼は自身の変化に気づき、「まずは自分のことから」と、誇らしげに言えるようになったのでした。


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