悪妻は百年の不作
あくさいはひゃくねんのふさく

意味

2024/10/5(土)

悪い妻は夫である自分自身だけでなく子孫にも不幸をもたらす。悪い妻をもつと一生の不幸である。

あらすじ

悪妻の知恵

昔々、とある村に住む男、源八は悪妻・お初と結婚してしまったことで、日々の生活が苦痛であった。お初はいつも怒っていて、自分の思い通りにならないとすぐに大騒ぎを始める。源八は彼女の機嫌を取るために手を尽くすが、毎日のように罵声を浴びせられ、心身共に疲れ果てていた。

そんなある日、源八は村の賢者に相談することにした。「私の妻はどうにかならないのでしょうか?」賢者は微笑んで答えた。「お初さんはあなたのためだけでなく、村全体に影響を与えている。だから、彼女を育てるつもりで接してみるといいかもしれない。」源八はその言葉を心に留め、試行錯誤を始めることにした。

次の日から、源八はお初を褒めることから始めた。「今日は特に美しい髪ね」と言ったところ、驚いたことに彼女は少しだけ嬉しそうに微笑んだ。源八は少しずつお初の心を掴んでいき、彼女の小さな成功を褒め続けた。彼女は徐々に穏やかになり、以前のような激しい怒りを見せることが少なくなった。そして、源八自身も心に余裕ができ、村の人々との関係も改善されていった。

数ヶ月後、源八は自分の家が村の中で一番笑顔があふれる場所になったことに気がついた。お初もすっかり変わり、村人たちと楽しく話をする姿が見られるようになった。源八は、悪妻とされていたお初の中に、実は明るい面があったことを知り、驚きと共に幸せを感じていた。「悪妻は百年の不作」ということわざは、実際に悪妻の存在を受け入れ、育てていく知恵が必要であることを教えてくれるのだと、源八は実感したのであった。


関連


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.