思い立ったが吉日
おもいたったがきちじつ

意味

2024/10/5(土)

何かをしようと思ったら、即座に手をつけるのがよい。たとえ暦の上ではその日が凶であっても、実行することで吉日になるという意味。

あらすじ

思い立ったが吉日

ある日、小さな町に住むタケシは、ずっと気になっていた廃屋の裏庭で隠れている宝物について考えを巡らせていた。友人たちから「そこには事故に遭った人の幽霊が出る」と噂されていたが、タケシにはそんなものは恐れではなく、むしろ挑戦と意欲をかき立てるものに感じられた。「思い立ったが吉日」とばかりに、タケシはその廃屋に向かうことにした。

廃屋につくと、日が沈みかけ、周囲は薄暗くなり始めていた。タケシの心臓は高鳴るが、同時に好奇心が勝ち、彼は奥へと足を踏み入れた。廃墟の中は埃っぽく、床はきしむ音を立てた。心の中で「幽霊なんているわけがない」と言い聞かせながら、彼は恐怖を振り払い、探索を続けた。

ふとした瞬間、タケシの目に止まったのは、古びたトランクだった。「運命を変える宝物かも」とワクワクしながら開けてみると、中にはジャラジャラとした金属の塊が入っていた。しかし、それは金貨でも宝の地図でもなく、なんと数十年前の廃棄された玩具の部品ばかりだった。失望感に包まれつつも、不気味な笑い声が頭の中で響いた。「これが運命なのか…」

そんな時、廃屋の暗がりから突然、白い影が姿を現した。タケシは思わず声を上げ、「幽霊なんて実在するのか?」と驚愕した。しかし、それは明らかに「なんちゃって幽霊」のコスプレをした友人のヒロだった。「お前、宝物探しにはまってるって聞いて、驚かそうと思って来たぜ!」友人の冗談にタケシは笑ってしまい、「思い立ったが吉日で、幽霊を見つけたのもこれで良しとするか」と彼は思った。つまり、笑いが生まれたことで、その日は何にもまして吉日なのかもしれないと、ちょっとだけ気持ちが軽くなったのだった。


関連


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.