思い面瘡思われ面皰
おもいおもくさおもわれにきび

意味

2024/10/5(土)

面瘡はにきびやそばかすなどのこと。人を思ったり、人から思われたりするとにきびができる。にきびは思い思われる証拠であるということ。

あらすじ

思い面瘡思われ面皰の村

昔々、山奥に「思い面瘡村」という小さな村がありました。この村では、人々の思いが形となって、肌に現れるという不思議な現象が起きていました。思いを寄せる相手のことを考えすぎると、にきびやそばかすが顔に現れ、逆に人から思われていると感じると、心に温かさが広がる代わりに、肌には美しい花模様が浮かんでくるのです。

村の中で特に目立つ存在だったのが、若い農婦のさゆりでした。彼女は、村の誰もが憧れる美貌を持っていましたが、思いが強すぎて、いつもにきびに悩まされていました。特に、村の隣に住む青年、たくろうのことを思うと、彼女の頬には小さなにきびが次々とできてしまいます。さゆりはそれを恥じて、彼に告白する勇気が持てずにいました。

ある日、たくろうがさゆりの畑を手伝いに来た際、彼もまたさゆりを思う気持ちに気づいてしまいました。その瞬間、彼の頬にも思いがけないにきびが現れ、二人はどちらが先に思いを告げるべきかを考え込んでしまいました。でも、心の中では強い絆が芽生え始めているのを感じていたのです。

ついに、運命の日がやって来ました。さゆりが花畑でにきびを気にしながらも、たくろうに思いを伝えると、彼の頬に美しい花模様が現れました。二人は笑顔を交わし、思いが通じ合ったことを実感しました。村の中で最も素敵なカップルとして、いつも思い合い、共に暮らす日々へと歩み出すこととなったのです。思いを恐れずに表現することこそが、真の美しさを育むことを彼らは知ったのでした。


関連


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.