あらすじ
偕老同穴の村
むかしむかし、山奥の小さな村に、老夫婦の徳さんと恵さんが住んでいました。この2人は、若い頃から村一番の仲良しで、何をするにも一緒。村人たちの憧れの的であり、夫婦の絆を表すことわざ「偕老同穴」が特に彼らを象徴する言葉として使われていました。
ある日、村に伝わる不思議な噂が立ちました。「山の向こうに、願いを1つだけかなえてくれる神様がいる」というのです。徳さんと恵さんは、「なぜ私たちも行ってみましょう!」と意気込んで、長い旅に出ることに決めました。道中、さまざまな面白い出来事がありましたが、2人はいつも笑顔を絶やさず、困難を乗り越えていきました。
神様のところにたどり着いた2人は、「私たちの願い事は、お互いがいつまでも仲良く、長生きすることです」と言いました。神様は微笑み、「その願いはすぐにかなえてあげよう。ただし、何があっても決して離れないと約束すること」と言いました。徳さんと恵さんは、「もちろん、どんなことがあっても一緒にいる!」と誓いを立てました。
それからというもの、徳さんと恵さんは村の人々からますます羨ましがられる存在になりました。毎晩、一緒に星空を見上げながら、「私たちは偕老同穴の運命!」と楽しげに笑い合いました。しかし、年を取るにつれて、恵さんは体調を崩し、ついには天国へ旅立つことになりました。徳さんは、彼女との約束を果たすため、恵さんの隣に眠るための準備をはじめました。そして、2人はついに同じ墓に埋められ、「偕老同穴」の伝説は村中に語り継がれることとなりました。












