陰では王様の事も言う
かげではおうさまのこともいう

意味

2024/10/8(火)

陰に回れば、たとえ王様のことであっても悪口をたたくということ。だれであろうとも陰口を言われない者はいないという意味。

陰では王様の事も言うの画像

あらすじ

不思議の村と王様の噂

昔々、ある小さな村に「陰の森」と呼ばれる神秘的な場所がありました。この森では、村人たちが恐れていたことに加え、何でも隠れた話を耳にすることができるという噂が立っていました。村の人々は、表では王様を尊敬し、彼のために尽くしていましたが、陰の森に足を踏み入れると、その裏の顔や愚痴が次々と漏れ出すのです。

ある日、若い娘エリが森の近くで不思議な光景を目にしました。影の中にいた村人たちが、王様の悪口を言っているのを聞いてしまったのです。「王様は贅沢ばかりを求め、私たちの苦しみを理解していない」と、彼らはざわめき合いました。しかし、エリはその言葉が嫌いではありませんでした。彼女は村人たちの本音を知り、少しだけ心の中で共感し始めたのです。

エリはそれから、陰の森に通い詰め、村人たちの声を聞きつつも、自らの言葉を増していきました。「本当は王様も考えているはずだ」と思い始めた彼女は、村人たちの不満を王様に伝えるための知恵を絞ることにしました。そうしてある晩、エリは王様の城に忍び込み、王様に村人たちの思いを直に語りかけました。

王様はエリの言葉を真剣に受け止め、村人たちの思いを知ることで心が動かされました。次の日、村に訪れた王様は、村人たちと直接対話すると約束しました。村人たちは、陰での噂が表に出ることで、むしろ問題を解決する助けになることを知り、互いに声を上げることの重要さを感じるようになりました。こうして、彼らは表と裏の両面を見つめ、より良い未来へと歩み始めたのです。


関連


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.