あらすじ
小さな川と大きな川
昔々、ある村に「小川」という名の川が流れていました。この小川は、村人たちにとって大切な水源でしたが、その流れは細く、時には干上がってしまうこともありました。村人たちはこの小川を見て、「どうせ流れが弱いから、これ以上の役には立たない」と嘆いていました。
ところが、小川の中には一匹の小魚が住んでいました。この小魚は、自分の仲間とともに毎日小さな努力を重ね、新しい流れを作るために頑張っていました。魚たちは少しずつ小石を運び、新しい流れを作ることにしたのです。その様子を見た村人たちは、「何をしているのか」と噂しましたが、彼らは笑い飛ばしました。
しかし、時が経つにつれ、小魚たちの努力が実を結び始めました。小川は徐々に水量を増し、豊かな流れとなっていったのです。それに伴い、村人たちもこの川から新鮮な水を得られるようになり、作物が豊作を迎えました。小魚たちの小さな努力が、やがて大きな成果につながることを村人たちは理解しました。
村人たちがそのことに気づくと、小魚たちを称賛する声が上がりました。しかし、小魚たちは「私たちの努力があったからこそ、この小川が変わったのです。細き流れも大河となるのです」と答えました。この日から、村人たちは小川を見直し、長い時間をかけて努力し続けることの大切さを学んだのです。


