坊主丸儲け
ぼうずまるもうけ

意味

2024/10/8(火)

坊さんは資本も経費もいらずに、お経をあげるだけでお布施にありつけるいい商売だということ。元手なしで思わぬ儲けをしたときなどにもいう。

坊主丸儲けの画像

あらすじ

昔々の坊主と不思議な宝箱

ある村に、極楽寺という小さなお寺がありました。そのお寺の住職は、心優しい坊主で、村人たちから慕われていました。彼は毎日、お経をあげては村を見守り、村人たちに幸せをもたらしていました。しかし、彼自身はお金にはあまり興味がなく、質素な生活を送っていました。

ある日、坊主が山へお経をあげに出かけると、不思議な光が目に飛び込んできました。光の元に近づくと、一つの古びた宝箱がありました。好奇心から宝箱を開けてみると、中には煌びやかな金貨や宝石がぎっしり詰まっていました。坊主は自分の手に汗を握って考えました。「どうしようか。この宝を持って帰ってもいいのだろうか。」

坊主は村人たちのためにこの宝を使うことを決心しました。彼は毎晩、村の広場でお経をあげ、住職の心奉仕の姿を見せると同時に、集まった人々に宝物を分けてあげることにしました。村人たちは坊主の横に集まり、優雅な声でお経を唱える姿を見て心を癒やし、感謝の気持ちでいっぱいになりました。宝を手にした村人たちは、どれだけ富を得ても、彼の幸せな笑顔に勝るものはないと感じていました。

やがて、坊主の噂は村を超え、遠方からも多くの人々が彼に会いに訪れるようになりました。坊主は自分が手に入れた宝を使わずに、お経をあげるだけで多くの人々が幸せを感じ、恩恵を受けることに気付きました。彼は、まるで「坊主丸儲け」のことわざの真意を知ったかのように、心から満ち足りた気持ちを抱きました。そして、その後も彼は変わらず、お経をあげ続けるのでした。村と坊主のなかには、感謝と幸福がいつまでも流れ続けたのです。


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