踵で頭痛を病む
かかとでずつうをやむ

意味

2024/10/5(土)

見当違いの心配をするたとえ。自分に関係のないことで、あれこれと気をもむことにもいう。

あらすじ

踵で頭痛を病む

昔々、ある小さな村に、足元に異常に気を使う青年が住んでいました。彼の名前はタロウ。タロウは、世の中の人々に比べて、自分の足を特に大切に思っていました。毎日、彼は自分の靴が摩耗しないように気を付け、歩くときにはどこに足を置くかを細心の注意を払っていました。周囲の人々からは、タロウが少しおかしいと言われていましたが、彼は気にしませんでした。

ある日、タロウの村に、素晴らしい力を持つ魔女が訪れました。魔女は正体不明の薬草を集めるために村を回っていました。しかし、村人たちは魔女の噂に怯え、彼女に近づこうとはしませんでした。タロウだけは、魔女に興味を持ち、声をかけました。「こんにちは、魔女さま。私の足はとても大切です。どうか、私の足に良いものを分けてください!」

魔女はタロウの熱心な態度を気に入って、彼に魔法の粉を渡しました。「この粉を足にまぶすと、どんな遠くにでも行けるよ。ただし、心配しすぎると良くないことが起こるから気を付けて。」と警告しました。タロウは大喜びで粉を受け取り、さっそくそれを使って様々な場所を訪れました。しかし、足への過剰なこだわりが原因で、彼は行く先々の小さな世界の足元にばかり気を取られ、本当に大切なことを見失うことになりました。

ある日、タロウは自分の足元にばかり気を配っていたため、周囲の人々が何を考え、何を感じているのか気づかずにいました。村が困ったとき、みんなが彼を頼っていることに気が付きました。そして彼は、足元だけを見ていたことで、村の危機を未然に防ぐために何もできなかったことを悔いました。タロウは「踵で頭痛を病む」の意味を実感し、今度は足だけでなく、周りの人々と心を通わせることの大切さを学びました。それからは足元に気を使うことも大切にしつつ、他の人たちとの関わりを大事にするようになったのです。


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