果報は寝て待て
かほうはねてまて

意味

2024/10/5(土)

幸運は求めても得られるものではない。あせって動き回ったりせず、気長に待っていればやってくるという意味。

あらすじ

果報は寝て待て、の果てに

ある町に、何をやっても上手くいかない男、佐藤が住んでいた。彼は普段から運が悪く、仕事も長続きせず、恋愛も進展しない。ある日、友人に「待っていれば運が向いてくるよ」と言われ、なるほどと頷いた彼は、果報を得るために何もしないことを決意した。

暇をもてあます佐藤は、家のソファで日々寝転がって過ごすことにした。「果報は寝て待て」との教えを実践する日々は、一見平穏だったが、徐々に彼の生活は破綻していった。食事は冷凍食品で済ますことが多くなり、掃除もできなくなり、やがて彼の家はゴミ屋敷と化した。親友や家族も心配し始め、ときおり訪れては陰でため息をついていた。

そんなある日、佐藤のもとに不運の神が舞い降りた。彼の寝ている間に、ゴミの下に埋もれていた宝くじが見つかったのだ。驚くべきことに、それは大当たりのくじであり、彼は瞬く間に億万長者になった。しかし、長年の不摂生が祟り、彼の身体は弱り切っており、大金を手に入れても楽しむことはできなかった。

結局、佐藤は果報を待っていたものの、肝心な時に身体が言うことをきかず、夢見た幸せな生活は永遠に手に入らないままとなった。果報を寝て待つことの難しさを思い知らされた彼は、果たして「待ち続けること」が本当に幸運をもたらすのか、自らの人生で背理を知らされることになったのだった。


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