上清ければ下濁らず
かみきよければしもにごらず

意味

2024/10/5(土)

上に立つ者の行いが正しければ、下の者は不正などしないということ。

あらすじ

上清ければ下濁らず

ある町に、清らかな井戸がありました。この井戸は町の人々にとって命の水源であり、いつも透き通るほど清らかな水が湧き出ていました。しかし、この井戸の水は町の長、太郎によって管理されていました。太郎は、昔からの掟に従い、井戸の水を守ることを最優先にしていました。

ところが、ある日、太郎は商人から贈り物を受け取ることに心を動かされました。その見返りとして、商人は井戸の水を売る許可を得ようとしました。太郎はその誘惑に負け、商人に水の販売を許可してしまいました。町の人々はもちろん、井戸の水が濁ることを危惧しましたが、太郎の決定を覆すことはできませんでした。

商人の手によって井戸の水は次第に濁り始め、町の人々は健康を害するようになりました。彼らは太郎の行いが原因であることに気付きましたが、肝心の太郎は、自分が正しいことをしていると思い込んでいました。彼は水が濁っているのは周りの人々が足りないからだと責任転嫁し、町をさらに混乱へと導いていきました。

結局、町の人々は太郎に対して反発し、井戸の水を守るための新たな取り決めを作りました。井戸の水は再び清らかさを取り戻し、町の人々も健康を取り戻しました。しかし、太郎はその責任を果たせず、町の長としての名声を失ってしまいました。「上清ければ下濁らず」という教えが、彼の手によって真逆の結果をもたらしたのです。


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