飛ぶ鳥を落とす勢い
とぶとりをおとすいきおい

意味

2024/10/5(土)

空を飛んでいる鳥でさえも圧倒されて地に落ちるほどの勢いということで、権力や威勢が盛んな様子のたとえ。

あらすじ

鳥の王国と雄大な風

昔々、遠い国に「鳥の王国」と呼ばれる場所がありました。この王国では、様々な種類の鳥たちが集まって、空を舞っていました。その中でも一番大きな翼を持つ「ハヤブサの王」ブラミスは、誰もが恐れる存在でした。彼はその優れた飛行能力と威厳で、王国のすべての鳥を従えていました。

ある日、ブラミスが空を飛んでいると、強風が突然吹き荒れました。その勢いはあまりにも凄まじく、飛んでいた鳥たちは次々と地面に落ちていきます。「これはどうしたことだ!」と、ブラミスも驚き、彼の自信も揺らぎました。しかし、彼は何とか空に留まろうと必死に翼を羽ばたかせました。その姿はまるで、飛ぶ鳥を落とす勢いそのものでした。

その時、王国の端に住む目の見えない「フクロウの賢者」ボルタスが、地上から彼の必死さを見上げていました。「ブラミスよ、風は強くても、お前の心を障害にしてはいけない。自分の力を信じるのだ!」と声をかけます。ブラミスはその言葉を胸に刻み、自らの息を整えると、再び風に抗う力強さを取り戻しました。

風が収まり、空は晴れ渡っていきます。ブラミスは見事に高く舞い上がると、他の鳥たちも彼に続いて空を舞ったのです。「飛ぶ鳥を落とす勢い」のように、彼の勇気と意志は王国全体に広がり、鳥たちの誇りと団結を取り戻しました。こうして、鳥の王国は再び美しい空を取り戻しました。ブラミスはその後も、より強いリーダーとして君臨し続けるのでした。


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