舌の根も乾かぬうち
したのねもかわかぬうち

意味

2024/10/5(土)

言葉を言い終えてすぐ後のこと。

あらすじ

不運な天才

ある日の午後、小さな村に住む天才発明家のトムは自慢の新しい発明品、全自動人参剥き機を披露することに決めました。彼は村の広場に大きな看板を掲げ、「これで人参を剥くのは簡単だ!試してみて!」と叫びました。村人たちは興味津々で集まり、トムの話を聞きました。

「さて、皆さん、舌の根も乾かぬうちに私の素晴らしい発明を試してみてください」とトムは得意げに言いました。すると近くにいたおばあさんが「それなら、早速やらせてもらおうかのう」と言いながら人参を持ってきました。トムは少し照れくさそうに機械のスイッチを入れました。人参が機械に投入されると、数秒後には、見事に剥かれた人参が出てきました。村人たちは拍手喝采!

しかし、喜んでいたのも束の間、トムは次に「この機械は、どんな種類の野菜でも剥けるんです!」と豪語しました。その言葉が響いた瞬間、トムの親友のジェニーが大きなカボチャを持ってやってきました。「ほんとうに?じゃあ、このカボチャもお願い!」トムは嬉々としてスイッチを入れましたが、エンジンが悲鳴を上げてカラカラと音を立て、瞬く間にカボチャは機械の中に吸い込まれていきました。

その瞬間、機械は大きな声で「ぶぉん!」と鳴り、その後、トマトのようなものが飛び出しました。「何じゃこりゃ!」と村人たちは驚き、笑い転げました。トムは顔を真っ赤にして、「舌の根も乾かぬうちに言った自分がバカだった!」と苦笑い。結局、トムの全自動人参剥き機は伝説に残る大失敗として語り継がれることになったのでした。


関連


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.