あらすじ
七細工八貧乏の教訓
昔々、ある小さな村にタロウという男が住んでいました。タロウはとても器用で、村の誰もがその腕前を認めていました。彼は木工、陶芸、縫製、さらには料理まで、あらゆることを手がけることができました。しかし、タロウには一つだけ大きな問題がありました。それは、どんなことも途中で挫折してしまうことでした。
ある日、村で大きなお祭りが開催されることになりました。タロウはこのチャンスを生かそうと、さまざまな屋台を出すことに決めました。まずは陶器の器を作り始めましたが、ちょっと他のことが気になってくると、手を止めて次は木工のテーブル作りに夢中になり、その後は料理に取り掛かりました。結局、どれも完成することなく、お祭りの日がやってきてしまいました。
お祭り当日、タロウは自分が用意したものをほとんど持たずに、屋台を開くことになりました。そんな時、彼の友人たちが「タロウはマルチタレントだけど、結局は何も成し遂げていない」と笑いながら言いました。タロウは恥ずかしさと共に、自分がいつも中途半端だったことに気付きました。
その後、タロウは一つのことに集中することを決意しました。今度の祭りには一番得意な陶器だけを作り、皆に楽しんでもらおうとしました。結果、彼は美しい陶器を大量に作り、村の人々に喜んでもらうことができました。そして、彼は「一つのことを極めることが、真の成功につながる」と心に刻んだのでした。タロウは器用貧乏から脱却し、村の名工として評判を得ることになりました。









