人には飽かぬが病に飽く
ひとにはあかぬがやまいにあく

意味

2024/10/5(土)

長患いの病人を看護するのは嫌ではないが、いつまでも治らない病気には嫌気がさすものだということで、長患いの病人を看病する者の負担と嘆きのことば。

あらすじ

物語:長患いの猫

昔々、ある小さな村に、「ムク」という名前の猫が住んでいました。ムクは村で一番の元気者で、毎日町中を駆け回っては、村人たちの癒しの存在となっていました。しかし、ある日、ムクは何やら不調で、いつものように走り回ることができなくなってしまいました。

村人たちは心配し、ムクを大切に看病することに決めました。子供たちはムクの好きな魚を持ってきて、優しく撫でたり、歌を歌ったりしました。大人たちは「早く治ってほしい」と祈りながら、ムクのために木陰に特別な寝床を作りました。みんなが協力してムクを看病する姿は、村全体の絆を深めました。

しかし、時間が経つにつれて、ムクの病はなかなか良くなりませんでした。最初はみんな楽しんで看病していましたが、次第に「もういったいいつになったら治るんだ!」と、みんなの気持ちに小さな苛立ちが生まれ始めました。子供たちは遊びたいのに、いつまでムクの世話をしなくてはいけないのか、村の大人たちも陰で愚痴をこぼすようになったのです。

そんなある日、ムクは突然目を覚まし、村人たちの顔を見上げました。そして、ふわっと大きなあくびをした後、ゆっくりと立ち上がりました。驚いた村人たちは、ムクが歩き出すのを見て大喜び! その姿を見て、みんなは一斉に笑顔になり、病が長引いたことを忘れました。ムクのおかげで、村人たちは再び楽しい日常を取り戻し、彼を中心にみんなでお祝いすることになったのです。病気のことは忘れ、ムクとの楽しい思い出がいつまでも心に残ることとなりました。


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