六日の菖蒲十日の菊
むいかのあやめとおかのきく

意味

2024/10/5(土)

五月五日は端午の節句で菖蒲を、九月九日は重陽の節句で菊を飾るが、節句に一日遅れた菖蒲と菊は役に立たない。そこから、時機に遅れてしまったことのたとえ。

あらすじ

六日の菖蒲と十日の菊

ある村に、お節句が大好きな村人たちが住んでいました。特に、端午の節句には、菖蒲を飾り、重陽の節句には、菊を愛でる習慣がありました。しかし、村の一番の遅刻魔、太郎は毎年必ずお祭りの日を忘れてしまっていました。

今年も、太郎は菖蒲を買うために市場に行くつもりでしたが、起きたのは六日でした。「ああ、もう端午の節句は終わってしまった」と嘆きつつ、せっかくの菖蒲を切らしてしまったことを悔いていました。そんなとき、彼の親友である次郎がやってきて、「太郎、どうしたんだ?」と尋ねました。太郎は恥ずかしそうに理由を話しました。

次郎は笑いながら、「さあ、菖蒲が遅れたからって悲しむことはない。今から菊を用意しよう!」と言いました。太郎はその言葉に元気づけられ、九月九日までの間、自分でも菊を育てることに決めました。毎日水をやり、愛情を注いで育てた結果、素晴らしい菊が育ちました。

そして、重陽の節句の日。太郎はついに、自分が育てた菊を村の広場に飾り、自信を持って皆に見せました。その姿はまるでお祭りの日の主役のようでした。村人たちは笑顔で太郎を祝福し、彼の菊を褒め称えました。「やっぱり、必要なのはタイミングだけじゃなく、努力と情熱だね!」と次郎が言いました。太郎はそれを聞き、これからは決して遅れずに、楽しんでいこうと心に誓ったのでした。


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