泣き面に蜂
なきつらにはち

意味

2024/10/5(土)

不幸や不運が重なるたとえにいう。

あらすじ

ある小さな村に、トモという名の農夫が住んでいました。トモは誠実で優しい性格でしたが、最近は運が悪く、次々と不幸が降りかかっていました。作物は十分に育たず、さあ収穫の時期だというのに大雨が続き、さらには家の屋根が崩れてしまう始末。村人たちも心配し、「泣き面に蜂だ」とトモの運の悪さを嘆いていました。

ある日、トモは意を決して村の広場で開かれる市に出かけ、運を試すことにしました。何か良いものが手に入れば、運が向いてくるのではないかと期待したのです。市場の人々は賑わい、色とりどりの品物が並びます。しかし、トモが到着すると突如、強風が吹き荒れ、屋台のテントが次々と倒壊。運が悪いトモは、その下敷きになりそうになり、驚いた拍子に店主にぶつかってしまいました。

謝りながら立ち上がるトモの目の前に、店主が放り投げた蜂の巣が飛んできました。運が悪いことが続くなか、今度は蜂が彼の周りを旋回し始めました。彼は必死に逃げたものの、村人たちは笑いをこらえきれず、「まさに泣き面に蜂だ、トモ!」とからかいました。トモは気を取り直してその場を去ることにしましたが、彼の顔には諦めの色が見えました。

しかし、トモには夢がありました。村の人々を助け、仲間たちと共に幸せな未来を築くことです。不運の続く日々でしたが、彼は決して諦めませんでした。「泣き面に蜂」とはいうものの、トモはいつかこの運も変わると信じていたのです。彼は心の奥に小さな希望の火を灯し、未来に向けて歩み続けることを決めました。どんなに不幸が続こうとも、生きることに意味を見いだし、再び笑顔を取り戻す日を願いながら。


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